奈良東大寺二月堂国宝登録記念「奈良2010年塾 東京特別講座」
〜1250年の伝統 お水取り(修二会)〜を開催しました。

■平成18年2月11日(土・祝)、東京都内にある奈良県代官山iスタジオで「奈良2010年塾東京特別講座」を開催しました。
 講演は、東大寺長老 守屋弘斎氏による「お水取りについて」のお話。お水取り(修二会)の行の経験回数が最も多い守屋長老ならではの体験談を交えたお話や、行で使用した紙衣(かみこ)や数珠、椿の造花などを実際に見せていただきながらのお話は、来場者にとても興味深いものとなりました。
守屋長老の講演の様子
守屋長老の講演の様子
■続いての講演は、ゲージツ家 KUMA(篠原勝之)さんのお話。「オレが感じるケゴンと奈良のエネルギー」と題して、芸術家が直感的に感じる「奈良」や「華厳」について語っていただきました。
 気さくなKUMAさんの人柄が伝わるお話で、会場内は笑が絶えませんでした。

クマさんの講演の様子
クマさんの講演の様子
■講演では、KUMAさんの奈良における芸術活動についてのエピソードも、楽しくトークしていただきました。

塾モニター
■インターネット中継により、奈良側の奈良2010年塾プロジェクターに、東京講座の様子がリアルタイムに映し出されました。
塾生の様子
■今回初めての試みとして、この講演会場と奈良2010年塾の教室とをインターネットで結び、奈良の教室に集まった塾生約30人が、東京−奈良間の同時中継による講演を聴講しました。
 講演中には、KUMAさんが奈良での創作活動を続ける想いや、奈良の魅力いなどについて、塾生と活発な意見交換を行い、東京と奈良の会場に一体感が生まれました。
■奈良のごちそうや特産物を販売 
奈良市茶青年団協議会のみなさん
奈良市茶青年協議会のみなさん。

■iスタジオ玄関前広場では、奈良の若手ファーマー「奈良市茶生産青年協議会」のみなさんにより、大和茶の試飲や大和茶、イチゴ、しいたけ、お茶クッキーなど奈良の特産物を販売しました。用意した特産物は、ほぼ完売となるほど好評でした。

特産品販売風景
奈良のごちそう ■奈良県に古くから伝わる伝統の味を満喫していただこうと、茶粥、いのしし汁などを「奈良のごちそう」として販売しました。
 今回、の奈良のごちそうは、来場者に人気となり、イベント半ばで完売となりました。
■スタジオ中庭の日本庭園では、灯りのイベント「冬の燈花会in代官山」を開催しました。
 日本庭園内に約300個のロウソクを灯し、毎年夏の奈良公園で約1万2千個のロウソクを灯して開催されるイベント「なら燈花会」の雰囲気を、少しだけ体感していただきました。
冬の燈花会